いらない服増えたな。メルカリに売るかな?
クローゼットを開ければ、もう何年も袖を通していない服が鎮座している。
買ったときは「これは一生モノだ」なんて意気込んでいたレザージャケット、一度デートで着たきりの派手なニット、そしていつの間にか増殖しているユニクロの山。不用品な服や靴はゴミでしかない。また着ますか?高確率で袖を通すことはない。
これらを処分しようと思ったとき、大きく分けて2つの選択肢がある。
一つは、スマホ一台で完結する「個人売買(メルカリ、ヤフオクなど)」。 もう一つは、店に持ち込んで即現金化する「業者買取(セカンドストリート、ブックオフなど)」だ。
「どっちが得なのか?」という議論は至る所でされているが、結論から言おう。
両者には明確な役割の違いがあり、向き不向きがある。
「1円でも高く売りたい」という欲望と、「面倒くさいことはしたくない」という怠惰。ケースバイケースで使い分けることでお得に不用品を処分できる。
今回は、それぞれのメリット・デメリットを徹底的に解剖し、どのアイテムをどこに流すべきか、その最適解を提示したい。
個人売買と業者買取、その決定的違い

メルカリだと高く売れて、業者だと安くなるイメージあるけどどうなん?
多くの人はメルカリだと高く売れる。業者買取は安いってイメージがあると思う。確かに個人売買の方が高く売れる事が多い。なぜ、そんなことが起こるのか?
それぞれのシステムがどういう仕組みで動いているのか、その裏側にある「コスト」と「リスク」を理解しておこう。簡単にメリットとデメリットと紹介していく。
個人売買(メルカリ・ヤフオク)の正体
個人売買は、例えるなら自営業だ。
あなた自身が店長になり、カメラマンになり、梱包スタッフになり、カスタマーサポートになる。
仲介業者を通さない分、マージンを取られないのが最大の強みだ。
メルカリ、ヤフオクだと売れた値段の10%がシステム手数料として取られるな
業者買取(セカスト・ブックオフ)の正体
こちらは「アウトソーシング(業務委託)」だ。
面倒な作業の全てを、手数料を払ってプロに丸投げするシステムだと考えればいい。
「個人売買(メルカリ・ヤフオク)」を選ぶべきパターン

では、具体的にどう使い分けるか。
メルカリやヤフオクを使ったほうが良いパターンを4つ紹介する。参考にしてほしい。
① 明確な「ブランド価値」があるもの
NIKEのスニーカー(特にジョーダンやダンク、エアフォース1)、Supremeなどのストリートブランド、Patagoniaのアウター、Apple製品などのガジェット。
これらは型番やモデル名で検索する人が多く、中古市場での相場がガッチリ固まっている。
業者の査定マニュアルでは「状態Bランク」として一律に処理されてしまうような微細なレア要素も、メルカリにいるマニアなら見逃さずに高値を付けてくれる。需要があるため、出品してから売れるまでのスピードも速い。
あとはコラボ物や限定商品も高く売れる。多少状態が悪くても大丈夫。安く買いたいって人は多いし、当然業者買取より高値で売れる。
スニーカーはナイキだけじゃなく、アディダスとかニューバランスとか人気のブランドは高値で売れるぞ
② 「送料が安い」小物類
アクセサリー、サングラス、ネクタイ、薄い本、ゲームソフトなど。
これらは「ネコポス」や「ゆうパケット」などの格安送料(200円前後)で送ることができる。
販売価格から送料と手数料(10%)を引いても、手元に残る利益率が高い。
逆に、冬物の重いコートや大きなブーツは送料だけで1000円近く飛んでいくため、売値が高くても実入りは少なくなる点に注意が必要だ。
基本的にメルカリは送料無料じゃないと売れない。一回で支払いを完結させたいし、送料着払いだとなんかお得感がない。
③ 季節外れの商品やマニアックな品
真冬にアロハシャツをリサイクルショップに持ち込んでも、店側は在庫リスクになるだけなので二束三文で買い叩かれるか、買取不可になる。
しかし、ネットの海には「これから南国へ旅行に行く人」がいるかもしれない。
また、近所の店では価値が分からないような古いバンドTシャツや、廃盤になった専門書なども、全国を商圏にする個人売買なら適正価格で売れる可能性が高い。
④ ユニクロやGUなどのファストファッション
は?ユニクロ?売れんの?お前俺のことナメてんの?
メルカリで一番売れているブランドってユニクロだという話がある。ユニクロなんて全国どこでも買えるじゃん?でもね、人気で即完売した商品を探している人や中古で安く買いたいって人も多い。
今や、ユニクロやGUの商品もプレ値が付いて定価以上に売れる場合もある。買い取り業者で断られたファストファッションブランドもメルカリなら売れる。メルカリで売るのも技術のうち。
「業者買取」を選ぶべきパターン

次に、「迷わず店に持ち込むべき」ケースだ。ここで欲を出すと、部屋はいつまで経っても片付かない。
これは出品して取引完了まで時間のかかる商品だ。とにかく時間を節約したいなら業者買取一択。
① 個人売買で手取り1000円以下の物
メルカリは送料無料じゃないと売るのは難しい。送料無料=出品者負担。物によっては送料と手数料を引かれて数百円の手取りになる場合がある。
たかが数百円のために写真を取って梱包して発送するのは面倒だ。だったら業者に買取を依頼したほうが良い。実際、メルカリと大差ない値段になることが多い。
そして、商品によってはメルカリよりも高く売れる場合があるぞ。
俺もメルカリに出して売れなかったスニーカーをセカストに売ったら高く売れたことがあった。メルカリの手取りよりも高くてびっくり。
② 状態が悪いもの、汚れがあるもの
個人売買で最も怖いのはトラブルだ。
「目立った傷なし」として出品したのに、購入者から「ここにシミがある」と指摘されれば、返品対応や悪い評価に繋がる。
素人検品には限界があるため、使用感の強いアイテムはプロに委ねるのが安全策だ。業者なら、状態が悪くても「B級品」として値段をつけてくれるし、最悪の場合でも「リサイクル資源」として引き取ってくれることがある。
ブランドの服ならちょっとダメージがあっても買い取ってくれることもある。実際に売り場を見るとシミがある服とかも置いてあるだと?捨てる前に査定だけでもだしてみよう。
③ 引っ越しや断捨離で「大量」に処分したい時
クローゼットから溢れ出した50着の服。
これを1着ずつ撮影して、採寸して、出品ページを作る…。想像しただけで気が遠くなるだろう。
メルカリには「売れるまでの待ち時間」がある。50着が完売するまで、部屋の片隅には段ボールの山が鎮座し続けることになる。
「今すぐ部屋をスッキリさせたい」「物理的にスペースを空けたい」という時は、利益を度外視してでも業者買取を利用すべきだ。めんどくさい作業も無いし時間の節約になる。
④ 梱包が困難な「大型アイテム」
家具、家電、ゴルフバッグ、大きなぬいぐるみ。
これらは梱包資材を用意するだけでも一苦労だし、送料も高額になる。
「梱包・発送たのメル便」のようなサービスもあるが、送料が高すぎて利益が出ないことも多い。
出張買取サービスなどを利用して、家まで取りに来てもらうのが賢明だ。
大型アイテムは送料がネック。そして、宅配に持っていくのも一苦労だ。面倒な手間を省けるのが業者買取の最大のメリットだ。
買い取り業者によっては大型アイテム買取不可のところもある。注意して
処分先選別方法

なるほど、売るサービスを使い分けるのか。でも、どうやって商品を選別すればよい?
最後に簡単に不用品の選別方法を紹介する。メルカリに出すか、業者に出すか判断する参考にしてほしい。
ステップ1:選抜戦(メルカリ行き)
まずは売りたいものを広げ、「一軍」を選抜する。
基準は**「ブランド価値があるか」「送料が安いか」「高く売れる確信があるか」だ。 これらだけをピックアップし、メルカリに出品する。 この時、重要なのは「期限を決める」ことだ。「1ヶ月以内に売れなければ諦める」というルールを設けないと、いつまでも売れ残りの在庫を抱えることになる。
俺の場合、1週間出して「いいね」や「コメント」がなければ、最低価格まで下げる。それでもダメなら諦めて業者に売る。
ステップ2:敗者復活戦なしの総処分(業者行き)
「一軍」以外のすべて、つまり使い古した服、そして期限内にメルカリで売れ残ったアイテム。
これらは段ボールに詰め込んで、週末にセカンドストリートなどのリユースショップへ持ち込む。
査定額が安くても文句は言わない。「部屋のスペース代」と「処分手数料」を払わずに済んだと思えば、むしろプラスだ。
「お金」が欲しいなら手間を惜しむな。
「時間」と「空間」が欲しいなら金を追うな。
この原則さえ理解していれば、もう服の処分で迷うことはない。


